の仕事、の自分 INTERVIEW 1

便利で快適、安全で安心な社会を
支えるPLCに向き合っています。

プログラマブルロジックコントローラ、頭文字をとってPLCと呼ばれる制御機器に携わり、基板設計、試作検証、型番維持を手掛けています。PLCは、FAシステムをはじめさまざまな分野の製造機械にとって欠かせない装置で、他にもエレベータ、自動ドア、立体駐車場、ガソリンスタンドにある洗車機など、身近な機械でも幅広く使われているんです。その実態はコンピュータの一種で、立場は縁の下の力持ち。PLCがなかったら、いまのような便利で快適な社会は生まれなかったかもしれません。学生時代にコンピュータ応用工学を専攻し、制御機器の設計者を目指した私にとって、ピッタリの仕事だと感じています。

とはいえ、入社後しばらくは、自分がいま手掛けている仕事は何なのか、どのような役割を果たしているのかにまで理解が及ばず、指示に逐一従うだけの日々が続きました。そんな半人前のぺーぺーがエンジニアとしての自信を持てたのは、ある事件が切掛けです。

こんなコトありました INTERVIEW 2

入社2年目で中国に単身赴任!望んでもできない経験ですが……

入社した年の12月、会社からとんでもないクリスマスプレゼント兼お年玉(爆弾)をいただきました。「単身、中国赴任を命ず」。それも、新米の技術工ではなく指導駐在員として着任しろと。右も左も分からない自分が、何も知らず言葉も通じない場所に放り出されて一体どうなるのか。不安なんて生易しいものではなく、当時は恐怖しか感じられなかったですね。

指導と言われても何もできませんから、日本語が話せる方にすがりつつ、基板アートワークと呼ばれるパターン設計を必死に勉強しました。数カ月後になんとか現地作業者を指導する側に立てたものの、駐在員は現地関連企業とのコミュニケーションという重大な役割も担います。社長や重役など錚々たる方々に囲まれ、我を忘れて走り回る毎日でした。2年8カ月の任期後、帰国が決まった際は心の底からホッとしたものですが、同時に自分が通常の数倍の速度で成長していたことにも気付けました。

すこし未来の自分 INTERVIEW 3

中国でお世話になった人たちの役に立てる、
期待に恥じないエンジニアになりたい。

中国の方は、とにかく仕事が早い。全速力で作業をこなし瞬時に決断します。何か疑問があれば間髪を容れずに質問を投げかけ、その場で明確な回答を求めてきます。このスピード感が判断力と吸収力、考察力を鍛えたのでしょうか、製品開発の始めから終わりまでを一貫して手掛けたいという夢は、近いうちに叶いそうです。

一人前のエンジニアになることで、中国でお世話になった、ある日本人社長の恩に報いたいとの思いもあります。とにかく厳しい方で、何回怒られたか覚えられないほどしごかれましたが、裏では私を支えるためあらゆる方面に手を回してくださったんです。人の器の大きさにただ敬服するばかりで、ほんのわずかでもその方の域に近づきたいなと。仲良くして頂いた駐在仲間や他部門の出張者の方々と仕事をする場面も増えていますから、何年か先には、彼らと力を会わせて大きな仕事に取り組めればいいなあと願っています。

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滅多にできない経験を積まれた彼は、何か新しい趣味に手を出してもすぐ飽きてしまうとか。仕事の密度があまりにも濃くて楽しく、モノ作り欲が満たされているからかもしれません。好きな仕事に没頭できるって幸せですよね。(2018年8月)

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皆様のキャリアをより価値のあるものに、そして、目的と意志のある
方々の参考になればと思っております。