製品に関するよくあるご質問
パスワード機能について

質問
PLC のラダープログラムを他の人に流用されたくありません。
そのためにパスワード機能があるようですが、詳細を教えてください。

回答
ラダープログラムや機能メモリ(データレジスタや内部リレー等)が不正に変更される危険性を最小限にするため、パスワードを使用することができます。
パスワードを設定すると不正アクセスに対して PLC を「ロック」することができます。
PLC が「ロック」されると、パスワードを入力しない限り、PLC の読み出し/書き込みができなくなります。
なお、パスワードを忘れてしまうと、PLC の読み出し/書き込みができなくなります。
※お客様にてバスワードを初期化したり、解除する方法はありません。
※弊社に送付頂いた場合、工場出荷時の状態に戻すことはできますが、ラダープログラム等の読み出しはできません。
パスワードの取り扱いには、十分に注意してください。
パスワードの種類
通常パスワード
パスワードとして、8桁の数字(0~9)で登録します。
ラダーツール接続の際、パスワード入力が求められます。
表示器などから機能メモリの書き込みを行うと、エラーになります。
制限付きパスワード
パスワードとして、最上位名「A」を使ったパスワードにします。
(他の7桁は数字(0~9)で登録します 例:A1234567)
通常パスワードと異なり、表示器などから機能メモリの書き込みができるようになります。
機能 | 通常パスワード | 制限付きパスワード |
プログラム編集操作 (読出/書込/書換え/削除/挿入) |
× | × |
システムパラメータ設定 | × | × |
ラダープログラム、システムパラメータ転送 | × | × |
内部リレーなどの強制 On/Off データレジスタなどの強制データ書き込み PLC 動作モード変更 |
× | ○ |