製品に関するよくあるご質問

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停電保持

質問

質問

PLCを使用している設備の電源を1ヶ月程度落としていました。
設備を再稼働しようとした処、内部のカウンタ経過値などが消えてしまいました。
カウント値を保持するためにはバックアップ電池が必要なのでしょうか?

回答

回答

現行機種(DL/SJ-Series)

PLCのラダープログラムとシステムパラメータは、EEPROMなどの記憶素子に保管されるため、バックアップ電池は不要です。
一方、停電保持機能を利用したレジスタデータのバックアップや、カレンダー機能を使用しているシステムでは、バックアップ電池が必要です。
バックアップ電池を装着した場合は、特殊レジスタR7633のビット12をオンにし、「電池あり」モードの設定を行ってください。
設定をしない場合、BATT異常のLEDが点灯しません。同様に、BATT異常の特殊リレーはオンしません。
電池電圧が検出できるよう「電池あり」モードの設定を、必ず行ってください。

廃止型番

各PLCのユーザーズマニュアルをご覧ください。
SUシリーズ/SG8シリーズ/SA/SRシリーズは、電池が必要な場合があります。

D0-05の場合

D0-05シリーズは、バッテリレスでの使用を前提としており、本体にはメモリバックアップバッテリを装着できません。
停電保持が必要な場合はD0-01MCメモリカートリッジ/リアルタイムクロックモジュールを装着してください。
この増設モジュールは、D0-05の全てのメモリ領域をバッテリバックアップされたRAMメモリへ置換え、リアルタイムクロック機能を追加します。
メモリバックアップ期間は3年です。
D0-01MCを使用する場合、「電池あり」モードの設定は不要です。
電池電圧が低下すると、D0-01MCのBATT異常LEDが点灯しますので、直ちに電池(CR2354:市販品)を交換してください。

現行機種一覧

型番 ラダープログラム 電池の用途 電池型番 設定方法
データ保持 日時保持
D0-05 EEPROM D0-01MCを使用 --- --
D0-06 EEPROM CR2354 ※1
D2-263 EEPROM CR2354 ※1
D2-265 EEPROM 電池不要
(MRAM)
大容量
コンデンサ
--- --
D4-454 EEPROM CR2354 ※1
SJ-11/12 EEPROM CR2354 ※1
AZ-C1 EEPROM 異常履歴 TIP-5426 --
JX-00 EEPROM --- --
JX-02 EEPROM 電池不要
(FRAM)
内蔵電池 --- ※2

※1:R7633のビット12をオン。その後、停電保持領域を設定。
※2:停電保持領域を設定。

廃止型番一覧

型番 ラダープログラム 電池の用途 電池型番 設定方法
データ保持 日時保持
SA-20/21/22 RAM
(電池でバックアップ)
RB-5 --
SR-20/21/22 RAM
(電池でバックアップ)
RB-5 --
SG-8/8B メモリカートリッジ RB-6 ※3
D2-230/SZ-3
D2-240/SZ-4
EEPROM RB-9 ※1
D2-250-1/SZ-4M
D2-260
EEPROM CR2354 ※1
SU-5 RAM
(電池でバックアップ)
RB-5 ※2
SU-5E EEPROM RB-5 ※2
SU-6/6B メモリカートリッジ RB-5 ※2
SU-5M
SU-6M/6H
メモリカートリッジ
/内蔵EEPROM
RB-5 ※1
SJ-00/02/30 EEPROM CR2354 ※1
PZ1/2/3/3M EEPROM --- --

※1:R7633のビット12をオン。その後、停電保持領域を設定。
※2:DipSWで設定。その後、停電保持領域を設定。
※3:停電保持領域を設定。

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