先輩の声
東京本社 ソリューション開発室
電気電子工学科卒 2015年入社
今の仕事、今の自分
少数精鋭のチームでしっかり鍛えられ、
入社4年目で新製品の図面を任されました。
現在手掛けている業務は、近接センサーを中心としたハード開発設計、型番維持です。弊社の近接センサーはすでに20年以上の歴史を持ちますが、使用部品は時代に合わせリニューアルされます。この際、新しく性能のよい部品を導入すれば万事OKと考えると大間違い。センサーの動作が変化したり不具合が発生したりは珍しくないので、じっくり検証して性能と信頼性を保たなければなりません。これが型番維持で、ときには基板パターンの再設計まで求められることもあります。想像以上に繊細な仕事ですが、試行錯誤の末に解決策を見いだせたときの達成感は格別です。
最近は、新製品の図面を手掛けることが増えました。うちのチームは4人体制で、上司は管理業務に携わるため、作業の中心は私が率先して取り組んでいます。入社してみて驚いたのですが、弊社は上司が本当に熱心で、優しく分かりやすく指導してくれるため、若くして重要なポジションを担うまでに成長できることも多いですね。職場環境は掛け値なしに自慢できます。
こんなコトありました
自分が関わった製品の活躍を目の当たりにし、
モチベーションが一気に高まりました。
以前手掛けていたHMI(プログラマブル表示器)に不具合が発生したとのお叱りをいただき、営業担当者とともに自動車メーカーの工場へ修正に出向いたことがあります。不具合の原因は、HMI製造時に納入された部品が性能要件を満たしていなかったためです。しかし、お客様にとって非はすべて弊社にあり、言い訳は一切できません。クレーム対応は辛い仕事という印象があり、沈んだ気持ちで現場へ向かったのですが、すぐ来てくれて助かった、とお褒めの言葉をいただき肩の荷が下りました。と同時に、巨大な工場の巨大な機械で、私が手掛けた製品が動いている場面を目の当たりにして、仕事へのモチベーションが一気に高まったことを覚えています。
弊社は少数精鋭なので、エンジニアが現場を訪れる機会も珍しくありません。社内に籠もりきりで黙々と作業を行う職場と比べ、視野とスキルが広がるチャンスは多いと感じますし、現場の方のお話を直接伺うことで、よりお客様目線に立った製品を生み出せます。自分は役に立っているんだと実感でき、仕事のやり甲斐がありますね。
すこし未来の自分
エンジニアは発想力が何よりも大切。
企画から現場導入まで一貫して手掛けたい。
入社した頃は、受けた指示にきちんと応えられるエンジニアになりたいと思っていました。しかしいまは、それだけではダメだと実感しています。エンジニアにとってもっとも大切なスキルは発想力なんです。作業は教えてもらえればこなせても、発想はそうは行きません。ひとつの製品を構想段階から手掛け、設計、試作検証、製造、現場導入、お客様の役に立つ。製品を生み出し社会に貢献する仕事のすべてを一括して手掛けたいという私の夢は、発想力がなければ決して叶うことはないでしょう。
いま私は、展示会への参加で最新技術に触れたり、現場に出向いて実践的な意見を伺ったりと、自主的に勉強を続けています。指示をそつなくこなすのではなく、自分の意見や発想を盛り込むことで、指示を超えた仕事がしたいのです。その成長過程で壁にぶつかることはよくありますが、その壁を壁とは思わず、ハードルだと思って飛び越えたい。仕事に対しポジティブに向き合うことで、夢は近い将来に実現できると信じています。
WATCH!
機転が利くため信頼して物事を任せられる、と上司も太鼓判。現在本社に隣接する寮住まいです。寮への評価は「広くて綺麗でプライベートも保たれ本当に快適。この寮の存在も入社の決め手でした」とのこと。(2018年8月)